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木祖村で今年も国際交流(その2) - 外国人教師や留学生ら、里山の秋を満喫
(2008年10月30日 09:00)

「美しい人・信州木祖クラブ」が世話人となり、2008年10月18~19日に木祖村で行われた国際交流事業。澄み渡った青空の下、2日目がスタートしました。里親さん宅で朝食を済ませた一行は、「菅古道(すげこどう)」を歩くことに。紅葉した木々の間を、時には沢伝いに、時には眼下に里山を眺めながら歩く、約1時間のコースです。

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国際交流事業の2日目。朝食の後、里親さんらと「菅古道」を散策する

名古屋から参加したフィリピンの男子留学生は、「紅葉を見るのは初めて」と興奮した面持ちで、しきりにカメラに収めていました。初めて出会う外国人同志もすっかり打ち解け、おのおの交流しながら歩みを進めます。記者も、隣りにいた若者に話しかけてみました。「生物多様性という言葉、ご存知ですか?」。彼は「知ってるよ」と答え、2010年に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されることを告げると、「それって、国際会議?」と聞き返し、「百何十カ国もの人々が集まるなら、それまで日本にいようかな」と言ってくれました。

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 初めて出会う外国人同士も、すっかり打ち解けて友達に

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 きのこの原木。誰のもの?

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復元された「菅古道」を散策し、里山へ降りていく

里山に降り、「民蘇堂野中史料館」を見学。脈々と受け継がれてきた日本のアンティークに、皆じっと瞳を凝らして見入っていました。

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「民蘇堂野中史料館」を見学。真剣なまなざしが印象的

お昼は「こだまの森」で、おにぎり、おでん、きのこ汁など里親さんの手作りランチをいただきました。即興で作られたアメリカンスタイルの鶏肉バーベキューと、フィリピンのおやつ、カモテ・キュー(さつまいもを黒糖にまぶして揚げたもの)も添えられ、楽しいランチタイムを過ごしました。

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 「こだまの森」で、おでんやおにぎりなどの手作りランチを楽しむ

満腹になった後は、ケイコさんを中心に、お国自慢の歌あり踊りありのショータイム。「千の風になって」で、NHKのど自慢に出場したというフィリピンの男性は、リクエストに応えて美声を聴かせてくれました。最後に、里親さんらにより、木曽節が踊りつきで披露されました。

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ジャズピアニスト、ケイコ・ボリュエソンさんと、各国の歌を歌い、楽しいひととき  

参加者からは、「とてもとても楽しかった。ストレンジャーに対してこれほど親切にもてなしてくれる日本人に初めて出会った」という声や、「いろんな国の友達ができたことも良かった」「ホストファミリーが喜んでくれてうれしかった」「人の家に泊めてもらうという経験はなかなかできない。こういう機会があると、日本人とのコミュニケーションがぐんと深まる」といった感想が聞かれました。 

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フィリピンのおやつ、カモテ・キュー(さつまいもを黒糖にまぶして揚げたもの)を作る

記者は前日の晩、アメリカの若者3人がいる場で、意を決してたずねてみました。「アメリカは生物多様性条約を批准していないけれど、アメリカ人としてどう思われますか?」。アメリカという国が大好きなこと、アメリカが条約を批准してCOP10において、生物多様性だけでなく持続可能な社会実現のため、リーダーとして牽引役となってほしいという個人的な想いを伝えた後、彼らの答えを待ちました。「やはり今の経済状況を考えると、製薬会社など自国企業を保護することは国策として仕方がないと思う」。理解は示したものの、これが3人の一致した考えでした。高度な政治判断。これもまた、国境を越え、相手を尊重しながらコミュニケーションを辛抱強く重ねることで、変わるときが来るかもしれません。

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紅葉が美しい、長野県木祖村の「こだまの森」

多様な国から多様な考えの人々が集った2日間。「みんな違ってみんないい」。それぞれが、自国を愛し、プライドを持って暮らしていることが確認できた2日間でもありました。木祖村の里山は、そんな多様性をふところ深く受けとめてくれる、温かさに満ちた2日間にしてくれました。次回は、どんなドラマが紡がれることでしょう?

(浜村良子)

関連記事:http://goodnews-japan.net/news/blog/2008/10/12/4194

       http://goodnews-japan.net/news/blog/2008/10/10/4185

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