愛知県豊田市を舞台として、面白い取り組みがスタートしています。その名も『豊森なりわい塾』。一般から受講生30名を集め、20ヶ月間(2009年5月~2010年12月)にわたって、月1回(第4土日)豊田市内に入り込んでフィールドワークを取り入れた講座を行うというものです。

フィールドワークで地域の方のお話しを聞く
テーマは、森の暮らしをつなぐ、森と仕事をつなぐ、森とまちをつなぐ、“つなぐ”人になろう。
具体的には、以下の通り。
・地域を知る(理解するだけでなく、どのようにして地域に溶け込むのかを体感)
・事業を構想する(地域でどのような事業・人生計画をたてるのかを考える)
・暮らしを創る(地域に入ってどのように暮らすのかを考える)
・仲間を創る(活動を共にする仲間との交流・価値観の統一を図る)
内容は、山里の暮らしや事業の取り組み実例ヒアリングなど、多岐にわたっています。特に、「地域に実際に入ってのフィールドワーク」が中心である、という点が特徴です。フィールドワークを行うのは、豊田市の中でも山間地域である、足助(2箇所)、下山、稲武、旭、小原の6箇所。受講生たちは毎回、各地に散らばって地域の方々と交流しながら体験し、その成果を持ち寄って発表しあいます。

20ヶ月かけて、受講生たちに「知る」「体験する」「交流する」プログラムを提供し、その後、「自ら地域に入り込む」「地域で何かを行う」ところまで持っていくことを目標にしているそうです。
募集したところ、120名以上から応募があったとのこと。このような取り組みへの注目度の高さがわかりますね。
講座は選抜された30名で行われるのですが、一般の方も参加できる「公開講座」もあります。数々のNGO活動に関わる 田中優さんを初めとして、早々たるメンバーが講師陣に名を連ねているので、興味ある方は是非こちらに参加してみてください。
この事業は、豊田市とトヨタ自動車、そしてNPO法人地域の未来・支援センターの3者が協働で実施する事業です。地域と、地域を代表する企業、そして外部の人、が一体となって展開するこの取り組みは、非常に理想的な形なのではないかと。
最近、「つなぐ」ことの重要性を語る方に会う機会が多いです。素材はある。場所もある。人もいる。しかし、“流通しない”。だから“知らない”。「つなぐ」ことにより、情報が、物が、円滑に流通するようになれば、自然と元気になるし、楽しくなるはず。
この取り組みに、注目したいと思います。
(高須健一)
豊森なりわい塾: http://www.toyomori.org/
NPO法人 地域の未来・志援センター:http://www.c-mirai.org/




















