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洗剤から考える身近な環境問題 - 福岡・ヤナギ研究所の山方社長に聞く
(2009年4月1日 20:38)

  九州には全国にグッドニュースを発信できる人たちがいっぱいいます。
 今回は、筆者が代表を務める「Good News」というボランティア団体にいつも温かなアドバイスをしてくださる大先輩であり、環境洗剤の開発や販売などに取り組んでいる株式会社ヤナギ研究所(福岡市博多区)の山方美信社長をぜひ皆さんに知っていただきたくご紹介させてもらうことにしました。

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 山方さんが社長を務めるヤナギ研究所は1994年、重量機械会社の環境部として発足。油脂の分解洗浄剤の製造・販売を始め、97年のナホトカ号の重油流出事故では、器具や作業着についた油の洗浄に使われ、好評を得たそうです。

 その後も主にガソリンスタンドや整備工場など、企業向けの洗浄剤を扱っていました。

  そんな中、「川や海の汚染の約70%は家庭からの生活排水が原因。国や企業などの環境問題への取り組みが多くなってきましたが、『飲む水・使う水・捨てる水』など、普段の何気ない私たちの生活から改善してゆかなければ、この問題は決して解決しない」と、家庭用環境洗剤の開発にも着手したのです。

 一般に、環境にやさしい洗剤といえばせっけんと思われがちで、合成洗剤は水質を汚すといったイメージがあります。しかし、山方社長は工業用の洗浄剤で得たノウハウを生かし、家庭用に扱いやすくするための改良を重ねました。

 強力な洗浄力のおかげで、原液を20倍から100倍に希釈して使うことができます。それなのに界面活性剤の割合を極力落とし、細かく分解された油は微生物によってほとんどが分解されます。蛍光剤や漂白剤、リンや酵素などの余分な原材料も使っていません。経済性と環境配慮の両立を追究した成果なのです。しかも泡が立ちにくいのですすぎやすく、節水にもつながるということです。

 「泡が立ちにくいと洗った気がしないともいわれますが、実際使ってみると汚れがよく落ち、排水管の詰まりや匂い、ヌメリがなくなったと喜ばれます」と山方社長。

 用途は食器洗いから浴槽、車の洗車、壁、家具、窓や畳など幅広く、これ一本で使って、という意味を込めて「ディスワン」という商品名にしたそうです。キャッチコピーは「洗剤をなるべく使わない洗剤」。ちょっと矛盾しているからこそ、その意味を考えさせられます。
 
 「この洗剤を使った人が、身近な所から環境へ意識を持つきっかけづくりになれば」というのが、山方社長の思いです。

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 山方社長は筆者と話をするときも、いつも同じ視点に立って相談にのってくれる心温かな方です。

 常に夢を持ち、現在は保育園と高齢者保養施設などを隣接させて、おじいちゃんおばあちゃんや子供たちが常に交流でき、暖かで元気な空間を作るシステム作りを目指しているとのこと。

 環境商材を扱ったポータルサイトの作成や、節水システムにも取り組みたいというなど、向上心が強く常にポジティブ!! この前向きな気持ちがグッドニュースを生み出してゆくのだと思いました。

 (中島重人)

 株式会社ヤナギ研究所HP http://www.yanagi-lab.com/

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