2008年7月11日~13日、北海道・十勝の地で行なわれた「とかちローカルサミット」。洞爺湖サミットがG8なら、自分たちは足元から環境問題や地域再生を考えようと、全国で町おこしに取り組む人たちが集まり、グローバル化が進む中で、ローカルの価値を話し合いました。「in東京」は、北海道までは行けないけれど参加したい若者のために、若者中心の東京実行委員会が企画したもので、12日・13日の2日間、行われました。

「in東京」は、楽しみながら直感的に「ローカル(地域)」と「エコ(環境)」「食」の問題や可能性を学び、語り合うことで、具体的行動を始める“きっかけ”にすることが目的。当日パンフレットのはじめに「難しい知識は要りません、膨大な情報も必要としません。必要なのは、『関心』と『情熱』そして、『行動すること』です!」と書かれている通り、すごく楽しくて、最後には自分でも何か行動できそうな気がしてくる、とってもオモシロイ3つのワークショップで構成されていました。

パスポート型の参加証&プログラム&ワークショップシート
【1】直感体感型ワークショップ「農のモト!」
「農のモト」として示されているのは、種苗、天気、田畑、農薬、農業機械、農業技術の6要素。私が持っている要素は農業機械。そのシールを6枚持ち、残りの5つの要素を持っている人とシール交換して、6つの要素をすべて集めると「農マスター」となり、ゲームは終了です。シールを交換するとき、自己紹介しながら行うので、交換が終わるころには、参加メンバーの背景がなんとなく分かってきます。
全体の4割くらいが「農マスター」になったところで、シールがなくなります。実はこれが食糧自給率。「農マスター」になれなかった人は不足する要素を補う対策を発表し、「農マスター」が納得かどうか判定、最後は全員が「農マスター」になって(自給率は100%になり)最初のワークショップは終わりです。
【2】意見交換型ワークショップⅠ「みんなでG8!」
2つ目のワークショップは、昼食のテーブルごとに、「Global~世界の食糧危機に対して、私たちは何ができる?」、「Generation~できる?どうやる?若者が農業を継承するには」といった、Gを頭文字にした8つのお題が与えられ、提言をまとめるというもの。食事も、検討・発表も含め、75分間で行なわなければならず、8つの提言は十勝の実行委員会に提出され、優秀作は表彰されるということもあって、短い時間で集中して行うことができました。
【3】意見交換型ワークショップⅡ「プロジェクトを実現するには」
【2】の提言を実行する際、資金―どう集めるか、人財―もう一人メンバーに加えるとしたら、情報―足りないのは、営業―方法は、という4つのテーマに分かれて話し合いました。4グループの発表を聞いていると、大変そうなプロジェクトでも、何だかうまくいきそうな気がしてくるから不思議です。
素晴らしい企画力、若者たちのパワーに脱帽しました。

十勝の会場にもインターネット参加 おむすびママの会・7周年記念イベントと協働
■地域・世代を超えたつながり
今回の企画は、十勝のスピンオフ企画であるというだけでなく、NPO法人「おむすびママの会」の7周年記念イベントとの協働企画でもあり、アグリコミュニケーターの寒河江早苗さんの「生命と食と未来の農業」と題する講演と、パネルディスカッション「食と農でむすぶ いのちのめぐり」を共有しました。
十勝の農家の若手は40代、「おむすびママの会」の最高齢者は80代。大学生や環境・農業に関心のある若い社会人たちが、地域・世代を超えて「いのち、食と農」というテーマでつながりました。
(市谷ライヤ)




















