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田んぼの「生きもの調査」(1)生物の命を活かした田んぼづくり
(2008年7月14日 09:00)

2008年7月9・10日、NPO法人メダカのがっこうが主催が主催する『生きもの調査』を体験してきました。

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伺ったのは山梨県北杜市の山の中にある大江農場「わくわく田んぼ」。前日の五風十雨農場のさらに山側にある田んぼです。
農場を経営する大江さんは、25年ほど前に東京から山梨へ。1990年代に入って本格的に農業に取り組み始めました。1998年に「いのちのまつり」で自然農実践の第一人者・川口由一さん(奈良県)に出会い、その数年後に穂高での学びの会で教わったことをきっかけに、草や虫たちを敵としない自然の営みに沿った農業に転向。年4回5年間、川口さんに出張講習してもらい、仲間とともに自然農を学びました。現在、大江さんは文筆業の傍ら、地域通貨“湧湧(わくわく)”の仲間と3反の田と2反の畑を耕し、自給自足の生活をしています。

この日の調査には、近くの「森のようちえんピッコロ」の子どもたちも参加。短い調査時間でしたが、田んぼの水生昆虫を14種、トンボを7種、田や周辺の植物を75種、確認することができました。

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 おおえまさのりさん・わかこさん             田んぼの一画にに植えられた古代蓮

■なぜ「生きもの調査」なの?

自分たちが毎日食べているお米が、どんな田んぼで収穫されているのか―。ほとんどは化学肥料や農薬を使う整然とした田んぼ。でも、それは、生き物が棲みにくい「沈黙の田んぼ」。できるなら、いのちの賑わう田んぼで穫れた元気なお米を食べたいものです。

生き物調査ツアーを主催したNPO法人メダカのがっこうの理事長・中村陽子さんは、「農薬を一回撒けば、暑い中苦労して草取りをしなくても、涼しい部屋でのんびりしていられるのに、自然農にこだわって、おいしいお米を作り、環境を守ってくれている。そういう農家をどうすれば応援できるか」という思いから、“生きもの調査”を始めました。「誰が評価するよりも、生き物に訊くのが一番。生き物が住みやすい、繁殖できるということが、農家の素晴らしさ、穫れたお米の価値を表すのに一番よい方法ではないか」と考えたからです。実際に田んぼに生息するたくさんの生き物を目の当たりにし、”生きもの調査”は、お米の安全性を「見える化」、誰もが納得できる田んぼへの信頼の架け橋だと実感しました。

メダカのがっこうHP http://www.npomedaka.net/

■7月19・20日は『生きもの博士養成講座in大田原』
 ~おらが田んぼの生きものの語り部になろう~

自然農で日本の自然環境復元に貢献している農家を講師に迎え、生きもの調査の手法、田んぼでの実践内容を、生で知ることができる公開勉強会が行なわれます。座学だけでなく、実際に田んぼを歩いて、ラインセンサス(田んぼの中を何人かで歩いて調査する)による蛙調査、田の泥からイトミミズ・ユスリカを見つける水生生物調査、畦の植生調査などの実習もあり、盛りだくさんの一泊二日(1日だけの参加もOK)。
農家の皆さんはもちろん、自然農法に関心のあるかたも、この機会に、ぜひ、参加されてはいかがでしょうか。

場所:栃木県大田原市ふれあいの丘シャトー・エスポワール(那須塩原駅よりバス送迎)
講師:岩渕成紀氏(NPO法人田んぼ理事長)
   林 鷹央氏(NPO法人メダカのがっこう 生きもの係)
   松沢政満氏(福津農園…稲のほか果樹40種、野菜50種をほぼ自然農法で栽培)
   舘野廣幸氏(栃木の有機農家、NPO法人民間稲作研究会理事)
   谷川 徹氏(高知の有機農家、生きもの調査インストラクター)
詳細・お申し込みはこちら(申込締切:7月17日午前9時まで)
http://medaka-news.seesaa.net/index-2.html

(市谷ライヤ)

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